日 時:2019年4月20日(土)開場14時30分/講座15時~18時30分(途中休憩あり)
参加料:前売り1,000円 +カンパ
会 場:スペース・オルタ(130席)※要予約
予約・お問合せ:TEL&FAX:045-472-6349まで)
E-mail:spacealta1985@gmail.com
〒222-0033 横浜市港北区新横浜2 -8-3 オルタナティブ生活館B1
(新横浜駅から徒歩6分、横浜線沿い東京ガス手前)
3.11の東日本大震災による福島原発事故から既に8年。この間、事故の責任も、いままでの被害の全容も、これから予想される健康被害についても不問にしたまま、「オリンピック前までには収束」に向かって、国はひた走っているように見えます。
2月20日には、全国30以上の集団訴訟のうち8番目の判決として、横浜地裁で福島原発かながわ訴訟の判決が言い渡されました。国の責任と区域外避難者への賠償は一歩踏み込んだものの、原告が求める低線量被ばくによる健康被害リスクとそれを避けようとする避難の合理性、また、そこから導き出される賠償のあり方等の被害の本質論については、判決はスルーしたままです。
一方、原発輸出を含むインフラ・パッケージの途上国への売り込みで経済成長を目論む国は、他国が撤退しつつあるにもかかわらず、事故が起きても事業として成り立つ事故収拾モデルを福島で作り上げようとするかのように、原発の再稼働を急務としています。
集団訴訟の賠償で問われているのは、国策や経済政策で左右されない私たち市民の一人ひとりの暮らしの価値/値段と言っても良いものです。
4.20の企画では、これまでの集団訴訟の判決と我が国の司法文化を相対化しながら、あるべき司法の正義と、3.11で奪われたものの本質を参加者共々考える場を作りたいと考えております。
当日の論議は電子書籍になる予定ではありますが、是非、多くの市民の参加を期待しています。
司 会:前田 朗(東京造形大学教授、原発民衆法廷判事)
発話者:小出 裕章(工学博士、元京都大学原子炉実験所助教)
崎山 比早子(医学博士、元放射線医学総合研究所主任研究官)
黒澤 知弘(かながわ訴訟弁護団事務局長)
村田 弘(福島原発かながわ訴訟原告団団長、原発民衆法廷事務局)
主催:福島原発かながわ訴訟原告団、福島原発かながわ訴訟を支援する会、
平和力フォーラム、脱原発市民会議かながわ
協賛:市民セクター政策機構 、スペース・オルタ